大学生が弁理士を目指すメリット
みなさん、こんにちは!
本日は、超難関国家資格である弁理士を大学生のうちに受かってしまおう!
というテーマでお送りしたいと思います。
大学生のみなさんが抱える悩みは、以下のような感じでしょうか。
大学生だからこそ色んな悩みがあると思います。
大学での勉強もそうですし、サークル活動やアルバイトをされている方も多いです。
まず結論から言うと、学生でも弁理士試験に合格することは十分可能です!
なぜそのような結論に至ったのかを解説していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
この記事の信頼性
ひのブログ弁理士部門執筆者:ひの(社会保険労務士)
【筆者プロフィール】
名前:ひの
僕はひのと言います。
3度の社労士試験受験、2年半の試験勉強を経て令和元年度社労士試験で合格しました。
長きにわたる士業の受験勉強を経験し、試験で抑えるべきツボと、必要な対策は理解しています。
士業試験合格者として、学生の弁理士試験受験について詳しくご説明できればと思っています。
弁理士部門の記事内容については、法律専門家監修済みです。
今回の記事については、現役大学生(法学部在籍)も監修していただきました。
大学生が弁理士試験に合格する確率
大学生のうちに弁理士試験を受験するかどうか迷っているみなさんにとって、一般的に学生がどれくらい弁理士試験に合格しているのかは、気になるところかと思います。
まずここでは、「学生と弁理士試験の関係」について見ていきたいと思います。
弁理士合格者の大学生の割合
弁理士試験受験者のうち、学生はどのくらいの割合を占めているのでしょうか?
特許庁が公開しているデータを紹介します。
令和2年度試験では、合格者のうち大学生が占める割合は「3.1%」です。
合格者100人のうち大学生は3人!
また令和3年度試験では、3.5%です。
前年度と比べて少し増加していますが、少ないという印象を持たれたのではないでしょうか。
次は、合格率について見ていきます。
大学生が弁理士試験に合格する確率
特許庁が公開している直近2年間のデータをみていきましょう。
【令和2年度試験】
受験した学生105人。合格者は9人。合格率…約9%
【令和3年度試験】
受験した学生168人。合格者は7人。合格率…約4%
分母が少ないので、合格率は例年「差」がありますね。
この合格率は高いのか、それとも低いのでしょうか。
実は、弁理士試験全体の合格率は10%にも満たないことがほとんどです。
先ほど紹介した学生の合格率も同じくらいでしたよね?
つまり、「学生だからといって不利」というようなことは、決してありません!
弁理士試験は理系が有利?
社労士や行政書士などの士業試験は、一般的に文系の人が受ける試験です。
主に法律のことが問われるため、法学部所属の人が多い文系が有利なのです。
しかし、弁理士試験は違います。
令和2年度試験では、合格者のうち理系の人が占める割合は79.4%、令和3年度試験では76.4%です。
つまり、例年8割近くの合格者が理系なのです。
これはもう、弁理士試験は理系の試験だと言っても過言ではないでしょう
この理由は、弁理士の業務内容と深い関係があります。
弁理士は知的財産法のプロなので、知的財産に関する法律だけではなく、知的財産そのものにも精通しておく必要があります。
知的財産そのものは、理系的な性質を持つことが多いので、理系の人が弁理士になることが多いのです。
弁理士の仕事内容については、以下の記事で解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
弁理士は大学生だからこそ受けるべき理由
弁理士試験は、学生だからと言って不利だということは全くないといいことが分かりました。
むしろ、当サイトでは学生だからこそ弁理士試験を受けるべきだと考えています。
ここでは、その根拠を説明したいと思います。
大学生が弁理士試験を受けるメリットがコチラです。
①就活で有利に働く
②勉強時間を確保しやすい
③海外進出しやすい
④不合格でもデメリットが少ない
それでは、それぞれについて解説していきます。
① 弁理士資格は大学生の就活で有利に働く
弁理士の資格を持っている大学生は超貴重です。
年間で10人しか大学生で受かっていないのですから何十万、何百万と大学生がいる中で超貴重な存在になれるということです。
しかも、弁理士試験が難関国家試験であることは一般的にも広く知られています。
弁理士の資格を持っているだけで、企業の評価は高くなります。
もちろん、企業の法務部への就職が有利になるのはいうまでもありません。
また、特許庁など、知的財産をメインで取り扱う職種への就職も有利になります。
このように、弁理士の資格を持っているだけで、選択肢は無限に広がっていくでしょう。
② 大学生は弁理士の勉強時間を確保しやすい
弁理士試験の合格者のほとんどは社会人です。
しかし、社会人になってから勉強時間を確保するのは難しいです。
サラリーマンであれば日中は仕事、主婦の方でも日中は家事に追われて勉強どころではありません。
実際、社会人が弁理士試験に合格する為には、3~4回の受験が必要だと言われています。
しかし、大学生ならどうでしょうか。
大学の授業もありますが、間違いなく社会人よりも弁理士の勉強時間を確保しやすいと思います。
特に、普段からサークル活動やイベント、遊びなどに、ほとんどの時間を使っている人は、勉強時間を確保し放題です。
もし大学生のうちに合格できなかったとしても、勉強してきたことで試験に対する下地が出来ていますので、社会人になってから速やかに合格できる可能性が高いです。
③ 弁理士は海外進出しやすい
弁理士は、海外進出しやすい資格です。
特許に関して海外の企業とのやりとりをしたりするのは全く珍しくありません。
学生のうちに弁理士の資格をとっておけば、海外進出の可能性が大きく広がることでしょう。
これは先ほどお伝えした、就職時にも有利に働きますし、自身で開業する場合でも可能性が広がります。
グローバルに活躍したい人には、弁理士は良い資格だと思います。
④ 大学生が弁理士試験に不合格でもデメリットが少ない
大学生のうちに弁理士試験に合格しておけば、今まで説明してきたメリットがあります。
一方で、仮に大学生のうちに合格できなくても、デメリットは少ないです。
弁理士試験に合格できなかったからといって進路が絶たれるわけでは無いですよね。
ほとんどの大学生が士業資格を持っていないわけですから、就活に不利になることはありません。
むしろ、学業で忙しい大学生の間に弁理士試験に本気で挑んだという経験は、きっとみなさんにとって大切な経験となることでしょう。
採用面接時などでこの経験を面接官に伝えても、好印象を持たれる可能性が高いです。
大学生が弁理士に合格するための勉強法
大学の授業やサークル、アルバイト等で忙しい大学生が弁理士試験に合格する為には、どうすればいいのでしょうか。
当サイトでは通信講座の受講をおすすめしています。
というよりも通信講座を受講しなければ、弁理士試験をクリアするのは難しいと考えているからです。
弁理士通信講座なら、
などといったメリットがたくさんあります。
【弁理士 通信講座 おすすめ】ってGoogleで調べてもたくさん出てくるし、どうしよう・・・
数ある通信講座から自分にピッタリのものを選ぶのは難しいです。
下のページでは数ある弁理士通信講座を独自の視点で解説していますので、通信講座選びの参考にしてもらえたらと思います。
大学生が弁理士資格取得で就職に有利まとめ
大学生の弁理士試験受験について解説しました。
大学生でも、弁理士試験に十分合格可能だということがわかってもらえたかと思います。
むしろ、大学生のうちに受験するメリットは多いと感じています。
私がもし、大学生に戻れたなら弁理士や司法書士、行政書士などの難関国家資格を大学生のうちに取得する勉強をしていると思います。
弁理士試験は長丁場の勉強が必要です。
是非、一緒に頑張りましょう!