こんにちは。ひのです。
従来、国家資格の勉強をするといえば、街の予備校などに通う「通学」が一般的でした。
しかも社会保険労務士試験は、幅広い法律知識が問われ、最新の法改正、行政通達、時事問題も問われる上、各科目ごとに足切りラインを超える必要があり、苦手科目を作らないことが必要です。
社労士試験はマークシート形式で一見簡単そうに見えますが、「ひっかけ問題」が多く出題され、単に知識を覚えるだけでは太刀打ちできないため、合格率が非常に低くなっています。
最近ではコロナ渦の影響もあり、時間や場所にとらわれず、いつでもどこでも自分のペースで学習できる通信講座が人気です。
現在の通信講座の質は非常に高く、短時間で無駄なく学習ができるのも大きなメリットの一つです。
サラリーマンや主婦の方で、通学での勉強が難しい方にとっては、通信講座の普及はかなり嬉しい話ですね。
通信講座は各社特徴があり、さまざまな違いがあるため迷ってしまうことも多いでしょう。
この記事では「フォーサイト社労士通信講座」と「スタディング社労士通信講座」を比較しながら紹介していきたいと思います。
・合格率
・受講料(価格)
・講師の特徴
・教材・サポート体制・講義動画などの比較
について、徹底比較をしていきますので、ぜひ、受講の参考にしてください。
↓受講生の合格率は驚異の29.4%↓
↑↑コスパで考えるならスタディング↑↑
この記事の信頼性

僕はひのと申します。
令和元年(2019年)に3度目の受験で社労士試験に合格しました。
2年半の社労士試験勉強(2度の通信講座受講経験)を通じて得た経験や反省を踏まえたレビューをさせていただきます。
僕自身はユーキャンで社労士試験を合格しましたが、簿記講座でフォーサイトを受講しているので、かなり突っ込んだ内容でレビューが出来ると思っています。
この記事は、フォーサイト社労士を受講して試験勉強をされた受験生から情報をいただき、作成しました。
フォーサイトとスタディング社労士講座の合格率

まず、通信講座選びの際に1つの指標となる「合格率」について見ていきたいと思います。
フォーサイトは合格率を公表し、かつ高い実績を誇っていることがわかります。
フォーサイトの合格率 29.4%
一方、スタディングは合格率を公表していません。
これは、通信講座という特性上、合格者数を正確に把握するのが難しく、一般的には合格実績を公表していないことが多いです。
スタディングの2021年度の「合格者の声」掲載者数は69名です。
合格しても報告をしていない人もいますので、実際には100人前後は合格していると予想しています。
スタディングの合格者数 おそらく100人前後
安価でコスパの良いスタディングですが、しっかりとした実力がある講座であることが伺えますね。
合格率 | 全国平均合格率 | |
フォーサイト | 29.4% | 3.72倍 |
スタディング | 公表なし | ― |
↓受講生の合格率は驚異の29.4%↓
フォーサイトとスタディング社労士講座の受講料(費用)

次に、受講料についてみていきたいと思います。
コースは標準といわれているものを記載しております。
この表ではフォーサイトの方が価格は高いように見えますが、フォーサイトは他の通信講座と比較しても安価といわれています。
コース名 | 価格 | |
フォーサイト | バリューセット1 | 8万円前後 |
フォーサイト | バリューセット2 | 11万円前後 |
フォーサイト | バリューセット3 | 12万円前後 |
スタディング | 社労士合格コース | 46,800円 |
スタディング | 社労士合格コース フル | 74,800円 |
フォーサイトのバリューセットについて詳しくは、下のページで解説しています。

なお、バリューセット3に付いてくるフォーサイトの「全額返金保証」についての要件は結構厳しく、ハードルは高くなくなります。
主な返金保証の条件についていくつか抜粋して紹介いたします。
「この教材を使い倒してやり切るんだ!」という方であれば、おすすめです。
- e-ラーニングで提供している全ての確認テストにおいて100点を取得すること
- 専用試験を受験し、条件を満たすこと(上位13%に入ること)
- 本試験において基準点を満たすこと
スタディングでは合格すると、「合格祝い金」として10,000円が贈呈されます。
ちなみにスタディングほど安い講座は他にありません。
これは、テキストはWEBテキストにするなど無駄を一切排除して講座を作っているためです。
デジタル学習に対して抵抗がない方であれば、スタディングはコスパの良い通信講座と言えます。
フォーサイトの「バリューセット3」とスタディングは教育訓練給付制度の対象ではありませんので、ご注意ください。
フォーサイトとスタディング社労士通信講座の講師を比較

次に、フォーサイトとスタディングの社労士担当講師について比較してみたいと思います。
フォーサイト社労士講座の講師

加藤光大 講師
中央大学卒業
社会保険労務士試験合格後、社会保険事務所を開設。
座右の銘は「一生懸命」

二神大貴 講師
東京大学法学部卒業
座右の銘「冬は必ず春となる」
まず、受講生の感想ですが、特に二神講師は非常に分かりやすく、覚えにくい数字なども語呂合わせを講義動画の中で紹介してくれます。
講師ご自身は自覚がないかも知れませんが、冗談のようなことも講義で披露していただけます。
加藤講師はご自身でも開業されている大ベテランです。
インターネット上の評判では
加藤講師は少し分かりにくい、二神講師は分かりやすいという評判ですが、インタビューした受講生も少なからず同じ感想を持っていました。
しかしながら、継続して学習していくと両講師陣とも愛着が持てるようになってきました。
初学者が挫折しやすい年金科目においては二神講師が担当されていたり、科目ごとに講師が変わるのが特徴です。
スタディング社労士講座の講師

早苗俊博 講師
小学生〜大学受験までの学習塾指導を経て、社会保険労務士に合格。
学習塾の受験指導経験から、「小学生でもわかる講義」をモットーに受験生目線で、難解な事項も図表や具体例などを使って解説するのを得意とする。特に、多くの受験生が苦手としている年金科目に関しては実務経験に裏付けされた知識とノウハウで他の追随を許さない。
早苗講師はインターネット上での評判でも、「分かりやすくて続けられそう」との評判が多いです。
「眠たい講義は行わない」と講師ご自身でも述べているようです。
小学生にも教えた経験があるため、難解な物事を平易に伝える技術を持っているのでしょうね。
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フォーサイトとスタディング社労士講座の教材の評判と比較
フォーサイト、スタディング共にフルカラーテキストで図やイラストを多く含んでいるため、双方とも分かりやすいと定評があります。
しかし、大きな違いが一つあります。
スタディングは「全ての学習をスマホだけ」で行うことになります。
よって、「紙」のテキストはありません。
ここではフォーサイトとスタディング社労士講座の
・テキストの特徴
・サポート体制の特徴
・講義動画の特徴
について見ていきたいと思います。
フォーサイト社労士講座のテキストの特徴
フォーサイト社労士講座のテキストの特徴は以下の通りです。
・「合格ライン」を超えることを意識した学習設計
・重要ポイントだけに学習範囲を絞った設計
・豊富な図表やイラストを用いて、社労士試験で出題される、難解な条文理解に効果を発揮
・問題と解答問題が見開きになっているため、ページをめくらず学習可能
スタディング社労士講座のテキストの特徴
スタディング社労士講座のテキストの特徴は以下の通りです。
・最大の特徴は全ての学習をスマホだけで行うことができる。
・総計50回分の本試験を研修して生み出された教材
・短期合格のために必要最小限の講座を開発
フォーサイト社労士講座のサポート体制
e-ラーニングシステムから回数制限はありますが、24時間いつでも質問することができます。
返信は数日でありますが、インタビューをした受講生が利用していたときは一晩ぐらいで返信が返ってきましたので、比較的早いと感じたようです。
スタディング社労士講座のサポート体制
スタディングの基本的なコースは質問対応サービスがついていません。
一部のコースを除いて1回の質問につき1,500円のチケットを購入しなければならない為、気軽に質問するのは難しいです。
しかし、スタディングのテキストの内容はスマホ内で簡単に検索が可能なので自力で解決することも可能でしょう。
なお、「合格コースフル」では質問30回分のチケットが講座購入時点でついてきます。
フォーサイト社労士講座の講義動画
フォーサイトの講義動画は1回最大15分で設計されています。
動画も1.5倍から2倍速で再生可能です。
フォーサイトではスマホを活用した勉強も非常にしやすいです。
確認テストがスマホで実施することが可能で、かつバリューセット3のみのサービスになりますが、過去問の一問一答演習が可能です。
一問一答演習については電車の中や、待ち時間でも利用することができて、直前期でも外出先で過去問演習が可能となるため、非常に評判が良いです。
スタディング社労士講座の講義動画
スタディングの講座は全てスマホのみとなり、過去問演習についても「紙」の問題集はなく、スマホのみの対応となります。
「隙間時間を生かして効率よく学べる」と評価の高い口コミもあります。
スマホだけで完結できるため、ベッドで寝転がりながらでも勉強が可能です。
1講座あたり時間も短くコンパクトにまとまっており、50年分の過去問分析により、重要事項に厳選して教材が制作されています。
フォーサイト・スタディング社労士講座の比較一覧

それぞれの社労士講座について比較表を作ってみました。
フォーサイト | ひのの判定 | スタディング | |
価格 | 8~12万円 | < | 4.6~7.5万円 |
テキスト | フルカラーテキスト | > | フルカラーテキスト(紙媒体なし) |
講師 | 加藤 講師 二神 講師 | ≧ | 早苗 講師 |
合格実績 | 29.4% | > | 69名以上 |
e-ラーニング | スマホ講義あり | = | スマホ講義のみ |
サポート | e-ラーニングシステムで質問可能 | > | 通常コースは質問サービス無し |
↓受講生の合格率は驚異の29.4%↓
↑↑コスパで考えるならスタディング↑↑
まとめ
スタディングは「紙」のテキストが無い代わりにスマホ学習に非常に力を入れており50年分の過去問分析により、重要事項に厳選して教材が制作されていることが他の通信講座と大きく異なります。
インタビューしたフォーサイトの受講生は、決めたポイントは、
この3つだったそうです。
スタディングは「紙」のテキストや問題集が無く、スマホだけで完結しているので、本当に忙しい人や、学習に慣れている人であれば良いかもしれませんね。
通信講座もご自身のライフスタイルによって「合う・合わない」がありそうです。
自分にあったものを選び、一度選んだ教材を信じて受験日までにしっかりと活用したいですね。