こんにちは、ひのです。
皆さん、今年度の行政書士試験、お疲れ様でした。
とても寒い中であり「コロナ禍」という大変な状況ではありましたが、皆様がいま持っておられる力を発揮されたことを願ってやみません。
このページでは、今年度(2021年度)の行政書士試験を受験された方に向けて最新情報をお届けします。
各、予備校が出している講評などから今回の試験がどうだったのかを紐解いていきたいと思います。
合格発表がありました(2022年1月26日)
行政書士試験発表がありました。
皆様、HP上に受験番号はありましたでしょうか?
記述問題もあるので中々難しい部分もありますが、 良い結果になられていますことをお祈りいたします。

合格基準点をおさらいします
行政書士試験は次の3つの要件について全て満たした方が晴れて合格となります。
・法令等科目の得点が、244点中122点以上
・一般知識等科目の得点が、56点中24点以上
・全体の得点が、300点満点中180点以上
上記の成績になれば、無事行政書士になれます。
科目毎の足切り点に加え、全体の6割に正解することが求められます。
記述問題が60点分ありますので、試験が終わって各予備校が解答速報を出してくれますが、記述問題については正直どれくらい点数が取れるのか分からないですよね。
記述問題以外ですでに180点取れている人は・・・合格
記述問題以外ですでに120点に届いていない人は・・・不合格
そして、その間にいる人は・・・合格と不合格のボーダーライン
と言えます。
僕の個人的な感覚としては、
記述問題以外で「140点」に届いていなかったら厳しいと言えます。
私も、2回社労士試験に不合格(2回目は2点足りず)した身ですので、士業試験のシビアな状況というのは理解しています。
140点が一つの基準となるものと考えています。
2021年度行政書士試験の難易度は?
昨年度よりも少し簡単かな?という問題もあったようですが、時事問題など対策がしづらい問題も多く、やはり全体の印象としては難しかったみたいです。
各予備校の難易度感触
フォーサイト
1基礎法学
1問目は難しく感じたかも。2問目は簡単。
2憲法
昨年に比べたら易しくなった。例年並み
3行政法
易しい問題が9問。普通の問題が4問。難しい問題が6問。
4民法
昨年に続き難しかった。マイナー論点が多い印象
5商法
商法総則から1問。会社法(設立、株式、機関)については難しかった。
6多肢選択式
少し難しい印象。憲法と行政手続法はできたのでは?
7記述式
行政法は条文問題。民法は債権譲渡と不法行為(意外とできた人が多いのでは)
8一般知識
文章理解も含めると、少し難易度は落ちた印象。情報通信と個人情報保護は問題数が減少傾向
【まとめ】
・民法は難しい
・行政法は例年よりは易しい
・一般知識は最近の傾向を踏襲
資格の大原
1基礎法学
例年通り。2問中1問は取りたい。
2憲法
消去法を用いて解答を出せたかがポイント。より正確な知識を求める問題が多くなっている。
3行政法
基本事項を問う問題が数多く出題されている。誤りの選択肢を自信を持って切れるかがポイント。ここで点数を稼ぎたい。
4民法
個数問題が出題。手薄な個所に惑わされず、基本事項を落とさず解答できたかがポイント
5商法
昨年より難しい。1~2問正解したいところ。
6多肢選択式
事前の知識と本番での思考が求められる問題。難易度は普通。
7記述式
完全解答は難しくても部分点を取りに行けたかがポイント。
8一般知識
時事要素が強く、対策が難しかった。
ユーキャン
・憲法
普通
・行政法
易しい~普通
・民法
普通
・商法
普通
・記述式
普通
・一般知識
普通
本当にみなさま試験おつかれさまでした
まずは、本当にみなさんお疲れ様でした。
士業の試験は、この日のために1年間勉強をしてきたので、とてつもない緊張と共に過ごされたかと思います。
まずは、身体の疲れを癒してください。
行政書士試験に合格された方
試験に合格された方は、合格発表が待ち遠しいですね。
将来行政書士として働く予定であれば、業務開始に向けた準備を進めて行きましょう。


残念な結果になった方
そして、残念ながら今回は合格点に達していないと分かってしまった方は、悔しい気持ちが大きいと思いますが、まずは肉体面、精神面のリフレッシュをしてください。
そして、また行政書士試験を目指そうと思われたなら、またこのサイトを除いていただけたら嬉しいです。
僕も社労士の試験に2回落ち、3回目でやっと合格することが出来たので、あきらめなければ必ず叶います。
僕も2回目の社労士試験が不合格と分かってしまってからは3ヶ月ほど勉強するのを止めました。
社労士もういいや
って思っちゃったんですね。
でも不合格になった要因は、次の試験でカバーできると考えたので再受験し無事合格することが出来ました。
今年行政書士試験にトライして積み上げた勉強(経験)というのは、今から行政書士試験を目指す人よりもアドバンテージがある状態なので、ゆっくりしてからまた勉強を始めても遅くはありません。
行政書士試験はあなたの前から逃げたりはしません。
また、一緒に少しずつ頑張りましょう!

