行政書士におすすめのダブルライセンス
行政書士の資格は、単独でも活用すれば稼げる資格です。
しかし、行政書士の資格はダブルライセンス取得者として活動する方が「圧倒的に」有利だということを知っていましたか?
行政書士はもともと専門性が高い業務を行える資格なのですが、ダブルライセンスであることでさらにステップアップできるんです!
この記事では、みなさんのこう言った悩みや疑問に答えていきます!
こう言う僕も実は、ダブルライセンスの必要性を実感している人の中の1人です。
社労士の試験に合格した直後から、身についた勉強習慣を活かしてFP、英語、簿記の勉強を開始しました!
そんな僕の経験も踏まえて解説していきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
行政書士はダブルライセンスで活動すべき理由
僕は、行政書士の資格を取った人は「ダブルライセンス」を目指すべきだと思っています。
ここでは、その理由を解説します。
先に言うと、
この2つが理由になります。
それぞれについて詳しく解説していきます。
行政書士の専門性が上がる
行政書士がダブルライセンスを取得すると、業務内容の専門性が上がります。
例えば、行政書士と宅建士のダブルライセンスができるとどうなるでしょう。
宅建士は不動産関係の業務を行ないます。
不動産売買の業務に「相続関係」が絡んできたら、まさにこのダブルライセンスが生かされます。
相続によって不動産売買するのは、少子高齢化の日本では相当需要が出てくる仕事です。
「不動産×相続」
ダブルライセンスを取ることで、このように専門性の高い業務が可能になるのです。
行政書士の業務の幅が格段に広がる
行政書士がダブルライセンスを取得すると、業務内容の幅が広がります。
例えば、行政書士と社労士のダブルライセンスができるとどうなるでしょう。
社労士は、労働や企業に関する書類等の作成、企業などに専属して業務を行うことも多いです。
つまり、行政書士が専門外とする業務を行うことができるということです。
行政書士は会社設立時に必要な公的書類の作成ができ、社労士は会社設立後の労働や雇用、契約に関する書類を作成できる。
行政書士だけなら、会社設立だけしか手伝えませんが、社労士資格もあればその企業にずっと寄り添うことができます。
ダブルライセンスは、こうして業務の内容を拡充させる力があるのです。
行政書士のダブルライセンスをおすすめする最大の理由
以上2つのメリットを考慮すると、どんなことが言えるでしょうか。
答えは「他の行政書士との差別化」です。
差別化は新しい案件獲得や人気向上につながり、結果として行政書士として成長できるのです。
行政書士資格は、毎年約4,000人合格する資格です。
資格取得後、ライバルが多い中で仕事を請け負うためには、ダブルライセンスは有効です。
例えば、あなたが会社設立の仕事を行政書士に依頼するとき、「行政書士のみ」の人と「行政書士と社労士のダブルっライセンス」の人とだったら、ダブルライセンスの人に依頼したくなりませんか?
ここまでくるとダブルライセンスを目指さない理由はありませんね!
行政書士のダブルライセンスの注意点
ダブルライセンス取得を目指す上で、みなさんには注意して欲しいことがあります。
まずは行政書士の資格を最優先に取る
まだ行政書士の資格を取ってない人でダブルライセンスを考えている人は、まずは行政書士の資格に専念するようにしてください。
というのも、行政書士試験は他の士業試験と比べて、法律系の資格の入門的位置付けがされているからです。
先に行政書士試験の勉強をすることで、他の資格試験の下地ができ、効率的に勉強することができると言うことです!


行政書士試験の経験を活かす
入門的位置付けとはいえ、行政書士試験は難関国家資格試験です。
合格のためには、「効率的な勉強方法の実践」と「毎日の勉強習慣」が欠かせません。
行政書士試験に合格した人は、この2つを存分に活かすようにしてください!
行政書士の勉強は、他の士業試験の勉強に確実に役に立ちます。
そのためにも、「行政書士試験に合格した直後からダブルライセンス獲得のための勉強を開始する」ことが重要になってきます。
ぜひ実践してみてください。
ダブルライセンスが普及しつつある
先ほどダブルライセンスは「他の行政書士との差別化につながる」と言いましたが、近年は多くの行政書士がダブルライセンス取得者として活動しています。
必ずしも差別化につながるわけではないことは、知っておいてください。
そのため、資格の組み合わせや活かし方がより重要になってきています。
また、トリプルライセンスを目指したり司法試験を受験したりすることも、より顕著な差別化を目指すには有効です。
闇雲に資格勉強をしているだけでは、単なる資格コレクターになってしまいますが、自分がなりたい行政書士像を見据えて戦略的に進めて行くことがベストです。
先ほどは、行政書士試験に合格した直後から続けて勉強を開始すれば良いと言いましたが、自分で行政書士事務所を開業してから、業務の中で必要と感じた資格を取得していくもの有効だと思います。
行政書士の市場価値を爆上げするおすすめ資格

ここからは、行政書士とのダブルライセンスにオススメの資格について、活かし方やメリット等を具体的に解説していきます。
行政書士と社会保険労務士(社労士)
社労士は、労働関係の法律や社会保障関連の書類作成を行う士業です。
会社を経営するには欠かせない存在で、よく企業等に専属することができます。
行政書士と社労士の組み合わせの活かし方は、さきほどご説明した通りです。
「収入や仕事量が安定しにくい行政書士」と、「企業と長期的にお付き合いできる社労士」の組み合わせはピッタリだといえます。
しかし、お互いの試験内容の重複は少ないので、新たな勉強が必要になります。
社労士の資格取得方法は当サイトで紹介していますので是非見てください。


行政書士と司法書士
司法書士とは、不動産や法人の登記を行う士業で、行政書士と同じく書類作成が主な業務です。
行政書士が主に役所等に提出する書類を作成することに対し、司法書士は裁判所や法務局を相手に書類を作成します。
これだけでも業務の幅が広がります。
不動産登記などは、銀行の担保設定など金融機関が必要とする手続きなので、銀行のお伺いになることが出来れば、一気に収入がアップします。
行政書士と司法書士、この2つの組み合わせは、法律という分野では最高水準の専門性を備える組み合わせです。
また、司法書士試験には民法や憲法が範囲に含まれているため、行政書士試験の知識がそのまま生かされます。
しかし、司法書士は合格率3%ほどの超難関試験です。
並々ならぬ努力が必要になりますが、法律関係の下地が出来ている行政書士試験合格者なら
難関突破も夢ではありません。


行政書士と税理士
税理士は、その名の通り税金に関わる相談や書類作成全般に携わることができる士業です。
そもそも税金は多くの人が気になる分野なので、需要が多いのは納得できます。
行政書士とのダブルライセンスに人気の資格で、行政書士事務所と税理士事務所が併設されている事務所をよく見かけます。
税理士の活かし方については社労士と似ています。
会社設立の時は行政書士として関わり、設立後は法人税等の税金関連の書類作成業務でクライアントをサポートする、というやり方です。
税理士も行政書士試験以上の難関資格です。
税法や簿記が試験科目なので、猛勉強が必要になります。
しかし、難関国家資格の合格実績がある人はライバルたちよりアドバンテージがある状態でスタートできます。
行政書士と宅地建物取引士(宅建士)
宅建士は、不動産契約の立ち合いや捺印・記名等を業務内容とする資格です。
この資格は士業資格の中で一番手を出しやすい資格です。
ダブルライセンスのハードルは一番低いと言っても良いでしょう。
活かし方はさきほどご説明した通りです。
この2つを組み合わせることで、不動産関連の業務のスペシャリストになれることは間違いないです。
「行政書士×司法書士×宅建士」
になれば、不動産分野について右に出るものがいない無双状態になるでしょう。
そう言った意味では、差別化が容易な資格でもあります。


行政書士とファイナンシャルプランナー(FP)
FPは、税金、投資、保険など、お金に関することについてクライアントを幅広くサポートする資格です。
行政書士と組み合わせることで、クライアントを生涯的にサポートできるような体制を整えることができます。
年金や相続にわたっても、FPは相談や手続き代行できるからです。
試験には民法の知識を活かすことができるので、オススメです。
行政書士と相性の良いダブルライセンスまとめ
行政書士のダブルライセンスにオススメの資格について解説しました。
・専門性向上と業務内容拡大、つまり行政書士としてステップアップするためにダブルライセンスを目指すべき
・ダブルライセンスへの道のりは決して簡単ではない
・司法書士、社労士、税理士、宅建士、FPがオススメ
主にこれらのことがわかってもらえたかと思います。
この記事をきっかけに、ぜひ「ダブルライセンス」「トリプルライセンス」を目指して業務の幅を広げてもらえたら幸いです。
当サイトでは、士業の資格取得のロードマップを充実させていく方針です。皆さまのお役に立つ情報をお届けできるよう頑張ります。