社労士

【開業社労士の実態】仕事の割合や顧問契約件数や年収について解説

こんにちは、ひの(@Hino__Blog)です。

私は、令和元年度社会保険労務士試験に合格しました。現在は企業で総務として給与計算や社会保険事務を主に行っています。

社労士資格は自分で事務所を構えて開業することができます。

そこで気になるのが、開業してどのような仕事を行なっていくのか、実際に開業している社労士先生方の業務の実態ではないでしょうか。

この記事では、大阪大学が行なった「専門士業の「専門性」形成のモデル構築: 社会保険労務士を手がかりとして(「専門士業科研」研究プロジェクト事務局)」という調査をもとに、開業社労士の実態に迫りたいと思います。

調査の前提

上記のアンケート調査は、2018 年 2 月 10 日から 3 月 31 日までの 2 カ月弱の期間実施され、 47 都道府県の社労士会ホームページ掲載の会員名簿から無作為抽出された 3000 件を対象に調査票を送付し、郵送およびウェブを合わせた有効回答数は 939 件をもとに作成されたものです。

開業社労士の業務割合

開業社労士の業務種類別の割合平均値は、

手続代行、書類作成などのいわゆる第一号・第二号業務が56.0%と最も多く、ついで、コンサルタント業務である第三号業務が26.3%紛争解決手続代理業務の割合の平均値は 0.9%でした。

手続代行や書類作成が半数以上を占めているという結果でした。

具体的にどのような業務があるのでしょうか。

 

取り扱っている業務が多い順に上から並べてある表を掲載いたします。

(右側の数値が大きいほどその業務の比率が高いということになります。)

健康保険や雇用保険などの社会保険の手続代行が続き、労働時間の相談、就業規則の作成、採用・退職の相談などが続きます。

コンサル的な業務である「相談・アドバイス」とある業務についてはまだまだ下位の方にあり、これからの伸びしろがある分野だと言えそうです。

顧問契約件数

顧問契約件数については、一番多いのは顧問なしという結果になりました。

しかし、累積%が50%に達するのは「顧問10社以上〜20社未満」であり、大体平均的にはこのくらいの顧問契約があると言えそうですね。

顧問契約100社以上なんていう開業社労士さんもいるようですね、どのように営業しているのかとても興味があります。 

単発契約件数

続いて、顧問契約以外の契約件数です。単発で仕事を依頼される場合などの件数になります。

こちらの中央値は5件以上〜10件未満ということで、平均的には2ヶ月に1件以上契約があるという社労士さんが多いということですね。

契約100件以上なんて月に8件以上処理をしているということになりますがとても忙しそうですね。

 

研修講師件数

続いて研修講師を行なっている件数となります。

研修講師となるとなかなか誰でもできるというわけではないので、行なっていない人が約半数を占める結果となりました。

年間1回以上の依頼があれば良い方かもしれませんね。

 

売上高

続いて、事務所の売上高です。

中央値としては「500万以上〜700万未満」ですが、随分と二極化が進んでいる印象を受けます。

稼げている人は稼げているが、稼げない人は稼げないという厳しい現実なのかもしれませんね。

ただ、中には1億円以上を売り上げている社労士さんもいらっしゃるので、勤務社労士では実現できないような年収を達成できる夢を見させてくれます。

開業社労士の年収

続いて一番気になるであろう、開業社労士の年収です。

300万円未満が最も多いという結果でした。

中央値としても500万円未満までが半数となっており、開業社労士の大変さを物語っている数値となっています。

しかし、年収1000万円を超える方もいらっしゃるので、開業後の顧客開拓能力がやっぱり重要だということでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。

こういった具体的な調査をみて社労士の実態を把握すると本当の社労士資格の姿が見えてきて面白いですね。

僕個人的な意見を申し上げれば、思ったよりも顧問契約件数って多いんだなとか、できる社労士に仕事が集中して、できない社労士には仕事がこない、当たり前だけどやっぱりそうなんだと思いました。

自分が開業するにあたっては、とりあえずは中央値である700万以上の売上高を目指して頑張っていけたらなと思います。

この記事が開業社労士を目指している方、もしくはこれから社労士試験の受験を検討されている方の参考になればとても嬉しいです。

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