こんにちは、ひのです。
当サイトでは、社労士資格の取得を推奨しています。
関連記事:社労士資格を取れば人生が変わります!現役社労士が理由を解説!
今日は、社労士試験はどのくらい難しいのかを解説したいと思います。
社労士試験は、毎年の合格率は次の図のとおり一桁です。
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成27年度 | 40,712名 | 1,051名 | 2.6% |
平成28年度 | 39,972名 | 1,770名 | 4.4% |
平成29年度 | 38,685名 | 2,613名 | 6.8% |
平成30年度 | 38,427名 | 2,413名 | 6.3% |
令和元年度 | 38,428名 | 2,525名 | 6.6% |
令和2年度 | 34,845名 | 2,237名 | 6.4% |
合格率を見ると超難関国家資格と言えますが、実態はどうなのでしょうか。
他の国家試験と比較していきます。
社労士試験は他の国家試験に比べれば比較的合格しやすい
これは完全に私の私見ですが、独占業務が認められている国家資格の中では、他の国家試験に比べれば比較的取得しやすいのではないかと思います。
また、合格率の低さなどもあまり気にする必要がないのではないかと思いますので、以下解説していきたいと思います。
社労士が比較的合格しやすい理由その① 必要勉強時間の量
資格には大体の目安となる必要勉強時間というものがあります。
明確な根拠があるわけではありませんが、過去の経験の蓄積から一つの目安として大体どこのサイトでも同じように紹介されています。
なお、社会保険労務士試験の必要勉強時間は約1,000時間と言われています。毎日約2〜3時間程度の勉強を1年間といった量です。
他の資格はどうなのか見てみましょう。
司法試験
司法試験の合格に必要な勉強時間は約10,000時間と言われています。
難易度としてはご存知の通り日本の最高峰の試験と言えます。
また、論文試験などもあり、マークシートのみの社労士試験とはそう言った点でも難易度が異なります。
10時間毎日勉強して、3年かかります。
本当に弁護士や検事、裁判官ってすごい仕事ですね。
司法書士
司法書士試験の合格に必要な勉強時間は約3,000時間と言われています。
合格率も毎年4%前後となっており、難易度としては社労士よりも司法書士の方が高いと言えます。

公認会計士
公認会計士試験の合格に必要な勉強時間は約3,000時間と言われています。(3000時間を1年で勉強しようとすると1日約8時間の勉強時間です)
税理士
税理士試験の合格に必要な勉強時間は約3,000時間と言われています。
行政書士
行政書士試験の合格に必要な勉強時間は約700~1,000時間と言われています。
勉強時間では社労士と同じですが、行政書士は法律の基礎を中心に問われる試験ということもあり、年金法などの複雑な法律を問われる社労士よりは若干難易度は低めだと言われています。
1日2時間勉強するとして、2年間かかります。

比較的合格しやすいと言える理由その② 受験者層の質
必要勉強時間と共に、資格の難易度を図る際に重要なのが受験者がどういった層で構成されているかということです。
上記であげた国家資格(行政書士を除く)は、受験に生活の全てを捧げている層がほとんどです。
いわゆるガチ勢といわれる、その資格を取得するために、ひたすら勉強をし続けている人たちです。
一方、社労士試験の受験者層を見てみると30〜50代のサラリーマンが中心となっています。
これを考慮すると、合格率は一様に一桁台のように見えても、
ガチ勢の中での数%なのか
働きながら勉強時間を捻出して受験している人の数%なのか
で大きく難易度が異なるのがわかると思います。
なので、サラリーマンや主婦の方でも挑戦できるのが社労士試験ということになります。
ただし、社労士試験は難関資格ということに変わりはありません。
当サイトでは、この社労士試験に挑戦するのには、通信講座の受講が必須であると考えています。
下のページでは当ブログおすすめの社労士通信講座について徹底比較しているので、是非ご覧ください。

社労士試験の本当の難易度まとめ
いかがだったでしょうか。
必要勉強時間は他の国家資格の約3分の1でした。
また受験者層のレベルも、ガチ勢が受験にくる他の国家資格に比べるとそこまで高くないということもわかったと思います。
社労士試験は、見かけの合格率の低さに必要以上に恐れる必要はないのです。
とは言え、社労士試験も難関国家資格であることには変わりありません。
また、働きながら受験するからこその難しさというものもある大変な試験です。
逆の視点から見ると、明確な合格への意志をもち、学習時間をきちんと確保できた受験者が非常に有利な試験とも言えます。
ぜひ、社労士試験を受験しようと決意した日の心を忘れずに、試験前日まで走りきってください。
皆様の合格を祈念してこの記事を終了したいと思います。
ありがとうございました。