社労士

開業社労士も勤務社労士も目指さず、「その他社労士」としての選択肢について検討。その他登録のメリットとは。

社労士試験に合格して、実務経験2年の用件を満たして、さあ社労士会に登録して正式に社労士になりたいと思った時に、開業社労士として登録するのか、勤務社労士として登録するのか、はたまたその他社労士なのかって悩みませんか。

開業してこれから事務所開いてやるぜ!という方は開業社労士として登録されることだと思います。

また、現在会社勤務をしていて、業務内容も社労士関連業務である方は勤務社労士として登録も順当かと思います。

では、最後の「その他社労士」として登録する際のメリットとはどのようなものなのでしょうか。

この記事では、

その他登録の選択肢はありか

について検討していきたいと思います。

結論

私の結論としては、すぐに開業する予定がない方などのその他社労士の選択肢はアリです。

理由は、登録しなければ絶対に得られない貴重な情報に触れられるからです。

ひの
ひの

ちなみに僕は令和3年4月に登録要件を満たす(実務経験2年)予定ですが、その他登録で行こうと思っています。

そもそも登録はどのような種類があるのか

大まかにいうと「開業」と「非開業」に分かれます。

開業社会保険労務士

言わずとしれた、自ら事務所を開いて業務を行う社労士のことです。

他人の求めに応じて自己の名で社労士として業務を行うことができるようになるのが「開業社労士」です。

そのほかにも、自分で事務所を開いているわけではないけれど、社労士法人において共同出資者として業務を行なっているという位置づけの社労士もこちらに該当します。(いわゆる「法人の社員」というやつです)

非開業社会保険労務士

勤務登録

一般企業などで社員として勤務しながらその会社のために社労士として活動する場合の社労士です。

勤務登録を行なった社労士は、勤務先を登録することとなりますが、登録を行なった勤務先以外の依頼を受けることはできません。

ひの
ひの

あくまで自身が勤めている会社の手続きのみを担当するという位置づけで、社労士として手続きすることで添付書類省略などの実益を得ることができます。

その他登録

その他登録を行う社労士は、他人のためにも自分の勤めている会社のためにも社労士業務を行うことができません。

要は、社労士として特に何も活動ができない登録方法です。

開業・勤務等の割合は?

社労士って今どのくらいいて、登録種別別の割合はどうなっているのでしょうか。

ちょっと調べてみました。

基準日開業法人の社員勤務等合計
2020年9月24,3762,86015,93243,168
(全国社会保険労務士会連合会発行の会報)

2020年9月現在で社労士登録している人は約4万3千人。うち、開業系の社労士が2万7千人、勤務登録+その他登録の社労士が約1万6千人でした。

ひの
ひの

残念ながら「勤務登録」と「その他登録」の内訳はありませんでした。

思った以上に勤務等が多いなというのが僕の感想です。1万6千人もいれば少なくとも数千人は「その他登録」をしていることと言えそうですね。

なぜその他社労士を選ぶのか

では、社労士としての活動ができない(収入は増えない)のになぜ「その他登録」を行う必要があるのでしょうか。

ちなみに、東京社労士会の場合、新たにその他登録をしようとした場合

登録免許税  30,000円

登録手数料  30,000円

入会金    30,000円

年会費    42,000円

の合計で132,000円がかかります。

その後は毎年42,000円のランニングコストが発生です。

ひの
ひの

まって。高すぎませんか?

その他社労士を選ぶメリットとは

その他登録をした方が登録によって得られるメリットは以下のものだと考えます。

  • 他の社労士との交流の場ができる
  • 都道府県社労士会主催の研修会に参加できる
  • 連合会から送付される情報(法改正情報など)を得られる
ひの
ひの

僕が一番のメリットだと思うのは他の社労士、とりわけ先輩社労士との交流が可能だということです。

ネットの情報には、社労士は食える、食えない。年収はいくらだ、どうだ。

など玉石混合の情報が溢れています。

(このサイトは玉だと信じています笑)

それらに終止符を打つべく、社労士会に入会して実際に活動されている方がたの情報をとにかく得られる。

これは、かなり大きなメリットです。

ひの
ひの

じゃあ勤務登録でいいじゃないか

と思われるかもしれませんが、例えば、今勤務している部署が社労士業務とは全く関係がない、ゆくゆくは開業を視野に入れているから職場に社労士であることを知られたくないなどの理由があると思います。

そういう方にとってはその他登録の選択肢、ありです。

その他社労士を選ぶデメリットとは

とにかく、社労士会へ支払う会費です。

初期費用13万程度、年会費4万。

これらの支払いがデメリットと言えばデメリットです。

まとめ

その他登録をするのかしないのかという検討を行なってきましたが、今すぐ開業を行う予定のない方などにとっては社労士の生情報を得られるという理由で私はありだと思います。

社労士は他の士業に比べて横のつながりが太い士業ということも聞いていますので、早くから人的ネットワークを形成しておくことは自身の社労士人生にとって非常に良い影響をもたらすことと思います。