こんにちは、ひのです。
9月10日木曜日にユーキャンの社労士試験合格ライン予想動画が公開される予定となっています。
また、ユーキャンに寄せられる受験生の平均点は、一番受験生に近いとも言われています。
知名度の高いユーキャンということもあり、寄せられるデータが多いことなどからも、各資格通信校が公表するデータの中でも最重要データであるともいえます。
平均点が高く出やすいTACなどと比べて、いわゆる無勉層のデータも反映された形で出るという印象のあるユーキャンデータです。
この記事では、過去5年(合格基準が公表されたのが平成28年ですので5年と設定しました)のユーキャンデータと、救済科目や合格ラインを振り返ることで、今週公開されるユーキャンデータに備えるための記事となっております。
9/10にユーキャンデータが公表されましたので、以下の記事で詳細を紹介しています。
早速、過去のデータを見ていきましょう。
選択式

平成27年からのデータです。
色を塗っているのが救済された科目であり、オレンジ色に塗られているのはユーキャンの平均点が高いにもかかわらず救済が行われた特異な事例です。
このデータを見る限り
・3点以上あるものは救済は行われない
・平均点2点以下のものは救済が行われる
・平均点2.4点以下であれば救済の可能性がある
ということがわかります。
もちろんこれより前のデータを持ち出すとそうではないこともありますが、
・平成28年に合格基準が公開されて多少なりとも試験の出題に影響があること
・平成29年にユーキャンのデータ取得方法がインターネットのみに変更になったこと
以上のことから、ここ5年の分析にとどめて、シンプルに考えたいと思います。
択一式

続いて択一式です。
択一式に関しても5年の分析にとどめたいと思います。
ユーキャンも過去の予想ライン発表動画で言及していますが、29年に集計方法を変更して以降平均点が上昇したと言っています。
択一式に関しては、データの連続性の意味で言えば平成29年以降のみを参考にした方が良いかもしれません。
そうなると、令和元年〜平成29年のデータを見てみると
ユーキャン平均点 本試験合格基準点
33〜35点 43点
35〜37点 44点
37〜39点 45点
大体このような範囲になるのではないかと予想されます。
平均点が2点程度の変動があれば合格基準点も変動するというようなイメージで掴めば良いのではないでしょうか。
予想を難しくさせる要因
選択式のオレンジ塗りの救済のように、ユーキャンの平均点が高くても、合格発表時に救済が発表される科目も存在します。
それは、主に、「記念受験組」、「自己採点データを送信するまでもなく不合格が決定している受験生(いわゆる無勉)」の存在が大きいと言われています。
特に平成29年の雇用保険の救済などは「誰得救済」など言われていました。
さらに今回は、コロナウイルスにより受験生の増減はどうだったのかなど、蓋を開けてみないと全く予想不能変動要因もあります。
コロナウイルスにより、無勉層は受験を避けたのか、それともガチ勉勢がコンディションやモチベーション不良などにより点数を落としたのか、はたまた全く影響などないのかなど昨年までのデータでは語れないところがあるのも事実です。
まとめ
変動要因があるとはいえ、一定の信頼性があるデータです。
選択式の救済待ちの方は、該当科目のユーキャン平均点が2.4点を下回るかどうか
択一式の合格基準点次第の方は、ユーキャン平均点が上がるのか下がるのか(2点程度上下するのかどうか)
これらが一つの目安になると思います。
もし仮に、思い通りの結果が出なかったとしても無勉強層の威力を信じて合格発表まで待つこととしましょう。
念のためですが、あくまで予想ですので、一つの参考までにこの記事をご覧いただけると幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
